創業の経緯


南相馬市のある相双地区と接点を持ち始めたのは、

2012年にJDDネットの専門家ボランティア派遣として、

相馬市の障がい児放課後支援ゆうゆうクラブに行ったのが始まりでした。

 

南相馬市の相談会の他、2019年度までは世界の医療団からの派遣として

相馬広域こころのケアセンターなごみや、NPO法人トイボックス南相馬事業部の活動支援に定期的入っていました。

2019年度からは鹿島のほりメンタルクリニックでテスターとして月2日ほど入っています。

 

そうした臨床実践の中で、南相馬市のひきこもり当事者や家族の方とお会いする機会もありました。

近所同士の距離の近さから不登校から即ひきこもりになりやすいことや、

ひきこもり経験者と出会う機会の少なさ、

そして支援センターのある福島市に行くには車で片道1時間半はかかるといった地理的な事情から、

どうしたら良いかわからないまま時間だけが過ぎているケースも多いように感じました。

 

ひきこもり当事者の方は「困っている」と本人が訴えないことのほうが多いです。

年々相談件数の増える状況の中で、

少しずつ接点を持ち続けながら...という関わりが、既存の相談の枠組みの中では継続しにくくもなってきました。

しかし地域にひきこもりの支援を行う機関はありません。

そこで、支援センターを設立し、ひきこもりの支援を継続的に行う環境を地域に作ることにしました。

そして一般社団法人というかたちにすることで、より地域に根ざした持続的な拠点を作れると考えました。

 

設立にあたっては、クラウドファンディングを利用しました。

40名の方々にご支援いただき、

この一般社団法人南相馬ひきこもり支援センターを設立することができました。